書籍紹介;「~~~食事」 神尾哲男
家族が入院した。快方に向かっている。
入院当初思った。「共倒れしてはいけない。野生動物と同じだ。ここで自分が倒れたら家族はどうなる?!」
そんな時、この本を知人に紹介された。
内容は「なるほど!」というものが多い。さすがシェフである。
しかし、タイトルが難である。何である。
【おそらく書店に並べておけば人の目をひきつけることができるであろう。“がん”とか“死なない”とかそういうインパクトのある単語に人は引き付けられる。人は「お!何だろう」と思ってこの本を手にし、販売数は上がるだろう。】という販売者の意図が見え見えである。(…というのは私のねじれた気持ちのせいだろうか?)
もしこの本が借り物でなければ、深夜病院から疲れて帰ってきた私は、机の上にこの本が乗っているのを見たとたんにゴミ箱に入れていたかもしれない。
早々に白い紙でカバーをつけ、タイトルを墨で書いた。
「料理で治す! 神尾哲男」